「I-STARファミリー」が銘柄後決め方式GCレポ取引に対応~国債決済期間短縮(T+1)化に向けて~


2018年05月09日
株式会社野村総合研究所

株式会社野村総合研究所(以下、「NRI」)は、I-STARファミリー※1において、「銘柄後決め方式GCレポ取引※2」への対応を行い、2018年5月1日から稼動を開始しました。これは、日本証券業協会、および日本証券クリアリング機構(以下、「JSCC」)が推進する、国債決済期間短縮(T+1)化※3(以下、「T+1化」)の動きに合わせたものです。

I-STARファミリーの中核をなす「I-STAR」は、2018年1月までに全面刷新※4を行い、「I-STAR/CORE」という新サービス名で安定稼動中です。この全面刷新により、ホールセール証券業務のリアルタイム性、信頼性、拡張性が向上し、T+1化に対応するためのベースが整いました。

I-STARファミリーの1つであり、金融機関が日銀を通じて行う決済管理を支えるソリューション「I-STAR/LC」では、今回のT+1化対応により、JSCCに提出する割当可能残高通知※5を、リアルタイムに作成・送信できるようになりました。割当可能残高通知は、市場参加者が銘柄後決め方式GCレポ取引を行う際に必要となるもので、I-STAR/LCが日銀口座残高(実残高)を元にリアルタイムで割当可能残高を計算し、JSCCに送信します。I-STAR/LCを利用する金融機関は、JSCCとの間で、シームレスな割当可能残高のデータ連係が可能になります。

NRIは、今後予定される「フレックス・オプション※6」や「株式等の決済期間短縮化」など、各種の制度変更に迅速・的確に対応したソリューションを提供し、金融機関の業務革新を支援していきます。

  • ※1I-STARファミリー:金融機関向けのホールセール証券業務ソリューション群を指す名称です。詳しくは、次のURLをご参照ください。http://fis.nri.co.jp/service/list/F-J/I_STAR.html
  • ※2銘柄後決め方式GCレポ(T+0)取引:銘柄後決め方式とは、約定時点では国債の種類(バスケット)と資金の受渡金額のみを決めておき、その後、決済直前に、他の国債取引に関する決済等の結果を踏まえて、約定済みの取引に在庫国債銘柄の割当を行い、決済する取引手法です。JSCCなどにおいて、既存の市場インフラを活用した銘柄後決めGCレポ清算・銘柄割当システムが整備されたことで、実現できるようになりました。
  • ※3国債決済期間短縮(T+1)化:国債の売買において、決済リスクのさらなる低減を目指し、取引から受け渡しまでの期間を短縮することを指します。買戻しや売戻しの条件を伴わない、通常の売買取引である「アウトライト取引」、および債券の調達・運用を主目的とする「SCレポ取引」のT+1化、および、資金の調達・運用を主目的とする「GCレポ取引」のT+0化が含まれます。「GCレポ取引」は、「アウトライト取引」や「SCレポ取引」の終了後、両取引等に伴う資金および国債の在庫の調整を主目的に、債券ディーラーや信託銀行等を中心に行われることが多く、「アウトライト取引」や「SCレポ取引」のT+1化には、GCレポ取引のT+0化が必須となります。
  • ※4I-STARの全面刷新:2018年1月31日に発表した、「ホールセール証券業務バックオフィスソリューション『I-STAR』を全面刷新」のニュースリリースは、こちらをご参照ください。http://www.nri.com/jp/news/2018/180131_1.aspx
  • ※5割当可能残高通知:銘柄後決め方式GCレポ取引に利用可能な銘柄の金額を、市場参加者(国債の渡方となる資金調達者)がJSCCに通知する仕組みを指します。JSCCが銘柄割当を行うために必要となります。
  • ※6フレックス・オプション:詳細は、下記の大阪取引所のニュースリリース(2017年9月27日発表)をご参照ください。http://www.jpx.co.jp/news/2040/20170927-01.html

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