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ロシア石炭大手SUEKのダリトランスウゴリー石炭積出ターミナルにおける必要な環境対策は十分であることを確認

2018/09/10

株式会社野村総合研究所

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株式会社野村総合研究所(以下、「NRI」)は出光興産株式会社(以下、「出光興産」)と共同で、ロシアの石炭生産・販売大手のSUEK(Siberian Coal Energy Company)社からの委託に基づき、同社石炭積出ターミナルの環境対策に関する調査を実施しました。

本調査では、2018年7月に、石炭環境対策の専門家を有するNRIと出光興産との共同調査チームが、SUEK社のダリトランスウゴリー港(Daltransugol港:ハバロフスク州ワニノ市)とマーリー港(Maly港:沿海州ナホトカ市)の石炭積出ターミナルにおいて、両港の設備、操業、石炭粉じん飛散防止対策などの状況調査や、近隣の自然環境への影響が軽減されていることの視察、および両港の責任者や環境専門家との粉じん防止対策やモニタリングに関する意見交換を行いました。

本調査により、ダリトランスウゴリー石炭積出ターミナルでは、必要な全ての環境対策設備と石炭粉じん飛散モニタリングシステムが整備されていること、ならびに世界各地の既存類似事例を踏まえ、石炭粉じん飛散を最小限に抑えるよう操業が行われていることが確認されました。さらに、厳しい気候条件下で環境への影響を最小限に抑えながら、石炭の効率的な処理と輸出を可能にする独自の技術とソリューションを開発し、実装されていることを確認しました。

そして、ウランゲル湾に立地しているマーリー石炭積出ターミナルでも、ヤード周辺のフェンス以外の環境対策設備(散水システム、真空掃除機など)が一通り整備されており、周辺環境への影響を最小限に抑えたものであることが確認されました。

共同調査チームは、SUEK社におけるこれら2つの石炭積出ターミナルでの調査を通じて、SUEK社は世界的によく利用されている粉じん飛散抑制対策の導入・実装により、環境保護のために最大限努力し、高い成果が得られていることを確認しました。2019年に計画されている粉じん飛散抑制フェンスの設置は、世界各地の既存類似事例を踏まえたもので、これによって全ての環境対策が完了するものと期待されます。

NRIと出光興産は、本環境調査結果と、周辺環境への影響をさらに抑えるための環境対策の提案をSUEK社に提出しました。SUEK社で実施済みの環境対策に加えて、この調査結果に基づいた、SUEK社によるグローバルで適応されている新技術の導入により、ゼロエミッション港コンセプトの実現が期待できます。本調査結果は、9月11日から13日にかけてウラジオストック市で開催される国際会議の東方経済フォーラムで発表される予定です。

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