NEWS RELEASE
生活者のほぼ半数がインターネットを利用
定額高速回線の利用意向が強く、料金は月額3,700円程度を希望
-情報通信利用に関する第9回実態調査を実施-

2001年5月10日
NRI野村総合研究所

 NRI野村総合研究所(本社:東京都、社長:橋本昌三)は、生活者における通信/放送/コンピュータ等の幅広い情報通信機器、および関連サービスの利用実態や動向について、調査を実施しました。これは、1997年3月から半年毎に実施している定点観測調査の第9回目にあたります。
 この生活者アンケート調査は、層化二段無作為抽出法により、全国15~59歳の男女2,000人を抽出し、訪問留置方式で2001年3月に実施しました。有効回答は1,410サンプル(回収率: 70.5%)でした。
 主な調査結果は以下の通りです。


携帯電話・PHS利用者は71.1%、携帯電話単体でのインターネット利用者は20.6%
 携帯電話・PHSを個人で利用している人の割合は1年間で9ポイント増加し、71.1%になりました。10代男性と女性での伸びが顕著です。また、iモ-ドなど携帯電話単体でのインターネット利用も順調に進み、生活者の20.6%が利用しています。この割合は若年層ほど高く、10代男性(47.2%)、20代男性(46.0%)では半数近くが、携帯電話単体でインターネットを利用しています。生活における「ユビキタス・ネットワーク」化が進展していることを示していると言えるでしょう。
 また、月々の携帯電話料金をこづかい等から支払っている人では、こづかい等に占める携帯電話料金支出の割合が、1年間で3.5ポイント増加し、17.2%になりました。10代では、こづかい等の31.5%が携帯電話の利用にあてられています。


インターネット利用者は47.3%、ブロードバンドへのニーズが広範囲に高まりつつある
 学校・職場や携帯電話での利用を含めると、生活者の47.3%がインターネットを利用しています。このうち、自宅のパソコンでインターネットを利用している人の割合は、1年間で11.1ポイント増加して27.8%になりました。また、CATVインターネット等の常時接続・定額高速回線に接続している人の割合は、1割を超えました。ブロードバンド時代の萌芽と言えます。
 自宅でのインターネット利用者と利用意向者のうちの7割が、ADSLなどブロードバンド回線の利用意向を持っています。ブロードバンドで実現するサービスとして「映像配信サービス」「音楽配信サービス」「テレビ電話サービス」に期待が集まっています。また、月々の利用料金はISP(インターネット・サービス・プロバイダ)料金を含め、平均3,700円を希望しています。

 
BSデジタル放送を視聴できる人は5.2%
 昨年サービスを開始したBSデジタル放送について、視聴できる人の割合は5.2%、視聴したい人の割合は13.0%です。これらの割合は、「毎日の生活にインターネットはかかせない」と考えている人ほど高い傾向がみられます。

EC(エレクトロニック・コマース:電子商取引)利用者は1割に接近、年間利用料金は6万円程度
 EC(エレクトロニック・コマース:電子商取引)の利用経験者も順調に増加し、9.4%と1割近くになりました。年間の利用金額も、半年前の5.9万円から6.2万円と僅かながら増加しました。今後、携帯電話単体でのインターネット利用、ブロードバンド接続、BSデジタル放送視聴などにより、生活の中でのEC利用が促進されると期待されます。

知らない相手から電子メールが送られてきた経験を持つ人は46.5%
 一方で、情報セキュリティやプライバシーの問題がクローズアップされてきました。知らない相手から電子メールが送られてきた経験を持つ人の割合は、46.5%にのぼります。このうちの66.9%の人が、このような電子メールを迷惑に感じています。
 また、インターネットサービス利用時に、「実名を使いたいたくない」と考えている人の割合は、インターネット利用者の56.1%です。女性や、自宅でのインターネット利用時間が長い人は、実名利用に消極的です。

「生活が便利になる」は年代を問わず増加、「つきあいやコミュニケーションが活発になる」は30代以降で減少
 この4年間で、情報化の進展により、「生活が便利になる」と考えている人の割合は年代を問わず増加しましたが、「つきあいやコミュニケーションが活発になる」と考えている人の割合は、30代以降で減少しています。今後、生活者がITを安心して利用するためには、インフラ整備とあいまって、生活者と事業者また生活者同士でのネットワーク上のルールやマナーがますます重要になると考えられます。


英語版はこちら
調査結果の詳細については、添付の 参考資料をご参照ください。
上記参考資料をPDFファイルで作成しました。 (270KB)
過去(第1回~8回)の結果については、 こちらを参照ください。

【お問い合わせ先】 NRI野村総合研究所 広報部 井筒、徳重
            TEL  03-6270-8100  E-mail  kouhou@nri.co.jp

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