ITソリューションフロンティア 2017年10月号
システムのプロが、業務経験・ノウハウをふまえて、最新のシステムソリューションや先端IT情報を発信している月刊誌です。
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※組織名、職名は掲載当時のものです。
発行時期 : 2017年度より隔月発行
誌型 : A4変形版・20ページ(通常)
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ビッグデータが話題になり始めたのは2010年ごろである。しかしその定義は初めから明確ではなく、データの容量を目安にするのか、形式を重視するのか、立場によってもさまざまである。いずれにせよ、ビッグデータが注目される最大の理由は、総務省の「平成24年版情報通信白書」に書かれているように、「事業に役立つ知見を導出するためのデータ」だからである。実際に、米国のGoogle社やAmazon.com社などのデータ活用に基づくサービスの事例や、販売する機械にセンサーを取り付けてデータを収集する米国General Electric社や日本のコマツなどの成功事例がよく取り上げられている。そこから、データは宝の山で、データを集めて活用しさえすれば収益が上がるのではないかという漠然とした期待が膨れ上がったのではないだろうか。
確かに、コンピュータの能力向上などもあってデータの活用自体は進んでいる。けれども、データ活用をビジネスモデルと結び付けた成功事例は期待されたほどには多くない。その理由は、データが必要に足りていないからである。 -
特集 デジタル化に向けて企業が取り組むべき3つの課題
デジタル技術の進展を背景に、企業の内外に存在する顧客データをこれまで以上に有効に活用したいというニーズが強まっている。しかし、いざ顧客データを活用しようとすると、そのままでは期待する効果が得られない状態であることが多い。本稿では、事例を交えながら、「使える」顧客データを手に入れるためのポイントを紹介する。
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特集 デジタル化に向けて企業が取り組むべき3つの課題
オフィス業務の広範囲な効率化が見込めるソフトウェア型ロボット、RPA(Robotic Process Automation)に期待する企業が増えているが、導入の仕方や、導入後の管理の仕方が分からないという企業も多い。本稿では、効果的にRPAの導入を進め、導入後に適切な運用を行うために気を付けるべきポイントについて考察する。
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特集 デジタル化に向けて企業が取り組むべき3つの課題
デジタル化が急速に進む今、企業にとってサービスの素早い開発が以前に増して重要になっている。しかし、そのための手法であるアジャイル開発は、欧米とは異なり日本では主流になっていない。本稿では、アジャイル開発の特徴とメリットを解説しつつ、日本に根付かないのはなぜか、それを変えるには何が必要かを考察する。
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トピックス
Webサイトやスマートフォンアプリなど、Webサービスを設計するに当たって、つくり手である企業視点ではなく、ユーザー視点で設計するUCD(User Centered Design:ユーザー中心設計)が注目されている。社内向けの業務システムへの活用も含め、ビジネスに貢献するUCDの手法を2つのケースを例に紹介する。
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トピックス
IoTの普及により、インターネットに常時接続される機器が加速度的に増えている。このいわゆるコネクティッド化に伴い、従来型のITシステムと同様にサイバー攻撃を受けるリスクが増大することから、製品の情報セキュリティインシデント対応を主体となって行うPSIRTが必要である。その活動内容や態勢整備時の留意点を紹介する。
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トピックス
経営環境が不透明ななか、金融機関には、自らが中心となるエコシステム構築が求められている。全てを自分で行う時代ではなく、特にIT分野においてパートナー活用が重要である。従来の取引実績などにとらわれることなく、必要な能力を持ったパートナーを選ぶべきである。
発行形式
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- 2017年度より隔月発行
- 誌型
- A4変形版・20ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
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