家計の決済行動と中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関するアンケート調査結果
概要
野村総合研究所(以下「NRI」)は、日本における中央銀行デジタル通貨(以下「CBDC」)のあり方を展望すべく、研究者や実務家を招聘して「通貨と銀行の将来を考える研究会」を2020年度から開催してきました。
研究会での議論や、国内外におけるCBDCの制度設計に関する議論の進展を踏まえ、NRIでは、2024年3月に、一橋大学准教授の砂川武貴氏と共同で「日本における中央銀行デジタル通貨(CBDC)の最適流通量に関する研究」(以下「共同研究」)を開始しました。
今般、NRIでは、共同研究の一環として、全国の18歳以上の個人を対象に、決済行動やCBDCに関する理解や意識に関するアンケート調査を実施しました。アンケートでは、家計がどのような決済手段を選択しているのか、決済手段に対してどのような機能や特性を求めているのか、といった点を確認しつつ、CBDCに対する認知度・理解度や、CBDCの導入を仮定した場合の家計の決済行動の変化を明らかにし、その結果を報告書としてまとめました。
公表する報告書の内容には、今後日本においてCBDCを導入する場合に、望まれる制度設計上の工夫や、解決すべき課題などを含みつつ、CBDCに限らず、家計が描く望ましい決済手段の将来像を描くことも意図しています。民間事業者や政策当局における今後の議論を一層活性化すべく、今回のメディアフォーラムでは報告書の内容や意味合いを説明します。
執筆者情報
お問い合わせ
株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部
E-mail:kouhou@nri.co.jp
新着コンテンツ
-
2024/09/30
-
2024/09/12
投資情報レター
-
2024/09/12
投資情報レター