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ポストトレード業務を支援する「プライム・セトルメント・サービス」にロボティック・プロセス・オートメーションを導入

~効率化と業務品質向上の取り組みを強化~

2017/04/04

株式会社野村総合研究所

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株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:此本 臣吾、以下「NRI」)は、金融機関向けに提供しているポストトレード業務の効率化を支援するユーティリティ・サービス「プライム・セトルメント・サービス(Prime Settlement Service、以下「PSS」*1)」において、PC上で人が行う各種操作*2の自動化に向けた取り組みである、「ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation、以下「RPA」)を4月から導入します。本機能によって、「PSS」の一層の業務品質の向上を実現します。

今回、支払調書業務に係るデータ受領業務と照合業務を対象にRPAを導入し、今後の「PSS」のオプションサービスとして提供します。従来、当該業務では、メールで受信したデータファイルをもとに、システムアップロード用のファイルを作成し、ファイルのアップロードを実行した後、結果を照合するという一連のオペレーションを必要としていました。その際、オペレーションミス発生のリスクを抑制するため、オペレーターの業務に対する二重チェックやチェックリストの活用といった確認プロセスを多重に設けていました。

図1:RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入による効果

図1:RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入による効果

今回追加して「PSS」で提供するサービスでは、RPAを導入することによって業務手順が自動化され、オペレーターの手作業で生じるミスがなくなり、大量の業務を均一な品質で処理することが可能になります。なお、RPAには、代表的な企業向けRPAソリューションプロバイダーである英国UiPath(ユーアイパス)社*3のソフトウエアを利用します。同社の製品は、既に欧米金融機関を中心に豊富な導入実績を有しており、RPAの特徴を生かした業務プロセス設定の容易さや機動性の高さに定評があります。

NRIは、金融機関の複雑かつ高度な業務分野において、RPAを適用する効果に着目し、今後も「PSS」を通じて金融機関の業務品質のさらなる高度化を目指します。また、データ入力から処理完了までの一連の業務プロセスを対象に、RPAを利用する業務範囲を拡張し、テクノロジーを活用した業務効率化を実現していきます。

  
  • 1 プライム・セトルメント・サービス(Prime Settlement Service)
    NRIグループのNRIプロセスイノベーション(株)とNRIが共同で提供するサービス。金融機関がバックオフィスで行う一連のポストトレード業務の効率化を実現するユーティリティ・サービスで、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスとITアウトソーシング(ITO)サービスを統合的に提供する。ITOに関しては、日本の投資銀行分野で40社以上に利用され、デファクトスタンダードとなっているNRIの「I-STAR(ホールセール証券業務向けの共同利用型サービス)」サービスを利用し、BPOでは、I-STARサービスで実施する事務処理およびそれに関連する事務の一部を対象とする。
  • 2 PC上で人が行う各種操作
    マウス操作、システムへの入力、メールの送受信、Excel等のデータファイルの操作など。
  • 3 UiPath社
    本社:英国ロンドン https://www.uipath.com/ (日本法人:UiPath株式会社、東京都千代田区)

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株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 潘、瀬戸

TEL: 03-5877-7100
E-mail: kouhou@nri.co.jp

 

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株式会社野村総合研究所 証券ホールセール事業推進部 松原、澤藤

E-mail: nri-shogsu-pss-sales@nri.co.jp