2013年3月4日、5名の有識者をお迎えして、「CSRダイアログ」を開催しました。ダイアログでは、NRIグループの事業、コミュニケーション活動、社会貢献活動などに対して忌憚のないご意見をいただきました。
いただいた貴重なご意見は、これからの経営、CSR活動に活かしていきます。
NRIへのひと言
(五十音順/所属、役職は2013年4月時点)
秋山 をね氏
(インテグレックス代表取締役社長)
SRI(社会的責任投資)のための調査・評価、情報提供を行う会社の代表。CSRに関するさまざまなサポートプログラムも提供
「未来創発」や「日本価値創造」など、NRIは企業姿勢や社会提言において、さまざまな発信をしていますが、抽象的で分かりにくいところがあります。もっと分かりやすく、「こんな会社になりたいんだ」とか、「こんな社会をつくりたいんだ」などと言った方が、若い世代も含め、より多くの人にNRIの考えが伝わると思います。
佐久間 巌氏
(ITホールディングス 企画本部 広報・IR部長 兼 経営企画部担当部長)
経済広報センターなどを経て現職。企業広報の経験を活かし、コーポレートコミュニケーション活動に従事
情報サービス業界は自らを裏方だと捉えていて、情報社会における業界の重要性や産業界において大きな貢献を果たしていることについて、社会に発信することを怠りがちです。このままでは、若く優秀な人材の確保が難しくなる。NRIには業界を引き上げるような情報発信に期待しています。
田中 誓氏
(野村證券 エクイティ・リサーチ部 エレクトロニクス・チームヴァイス・プレジデント)
ITサービス、エレクトロニクス業界の産業調査・分析を行う証券アナリスト
株式市場は「変化」を好みます。特に海外の投資家は「化ける」可能性のある会社を高く評価する傾向があります。そういう視点からすると、NRIは安定企業ですが、安定し過ぎていて面白みのない会社と思われています。NRIには主体的に動き、自ら変化をつくり出すような会社になって欲しいと思います。
益田 瑞文氏
(味の素 情報企画部 専任部長)
情報企画や経営企画部門での職務を通じ、顧客として、またNRIシステムテクノの合弁パートナーとしてNRIを知る
NRIは誠実な会社で、顧客が抱える経営課題に対して、その本質を捉え解決しようと惜しみない努力を続けてくれます。また、顧客のどんな高度な要求に対しても必ず応えようとしてくれます。ただ、顧客が求める以上の、顧客を引っ張っていくような、さらに高い提案が少ないように思います。
水尾 順一氏
(駿河大学大学院経済学研究科教授、博士(経営学))
資生堂のコーポレートデザイン室課長、同社法務部課長などを経て現職。専門はブランド論、経営倫理論など
NRIは、「2030年日本価値創造プロジェクト」で、将来の日本の価値をどうやって創造するかという研究を進めています。これをもう一歩進めて、2030年におけるNRIの価値をどう創るかという活動につなげてみてはどうでしょう。こうした活動は社員に夢を与え、社会からも期待されています。
- マテリアリティへの取り組み
- 創出する価値
- 価値を生み出す資本
- 経営基盤(ESG)