お客様の安全・安心を守るために企業間交流を通じて高い視座から考える
~対話がもたらす新たな可能性~
金融サービス事業者を取り巻く環境は、デジタルサービスを標的とするサイバー攻撃の高度化・多様化により、ますます複雑化しています。野村総合研究所グループの情報セキュリティ専門会社NRIセキュアテクノロジーズ(以下、NRIセキュア)は顧客であるセブン銀行と、今後のさらなる事業連携のために相互理解を深めたい、という両社社長を始めとした共通の想いをきっかけに、交流ワークショップを開催しました。
交流で相互理解を深め、デジタルクライムリスクをテーマに真剣議論。新たな価値創造へ
ワークショップでは、まずは相互理解を目的に、セブン銀行とNRIセキュアの双方のオフィス(ショールーム、SOC)を見学することで、参加者は、各社の事業内容や大切にしている価値についての基礎的な理解を深めることができました。その後、セブン銀行のコミュニティスペースに全員が集まり、デジタルクライムリスクに関するインプットプレゼンテーションを受講しました。このプレゼンテーションでは、最新の技術トレンドや市場・業界動向、さらには両社が直面している課題などが共有されました。
続いて、参加者は両社社員の混成チームに分かれてグループワークを行いました。実際のインシデントを題材とした具体的な課題が与えられ、異なるバックグラウンドを持つメンバーが協力して解決策を模索しました。このプロセスを通じて、参加者は互いの強みを活かし合うことの重要性を実感しました。その後、各チームがディスカッション内容をプレゼンし、NRIセキュアの専門家からフィードバックを受け、さらなる改善点や新たな気づきを共有しました。参加者は実践的な知識を深めるとともに、他のチームのアプローチからも学ぶ機会を得ました。
ワークショップの最後にセブン銀行の松橋社長とNRIセキュアの建脇社長から全体講評がありました。プレゼンテーションやグループワークでの実例の分析や異なる視点での議論が非常に有益であり、双方の社員にとって、大きな学びとの機会となったと高い評価を受けました。
本ワークショップでの交流や議論を通じて、異なる発想や価値観に触れ、自身の担っている職責やビジネスを、高い目線から考えるきっかけとなりました。この場で生まれた人脈やアイデアは、今後の事業連携の促進に向けて重要な基盤となることが期待されます。