デジタル国富論
此本 臣吾(監修)、森 健、石綿 昌平、重田 幸生、八木 創、神尾 文彦(著)
東洋経済新報社 発行
2020年4月9日発行
定価:本体1,600円+税
主要目次
第1章 デジタル資本主義の登場
第2章 aaS(アズ・ア・サービス)化する産業
第3章 SaaSのトレンドにみるaaS化の最先端
第4章 ソフトウェア産業以外のaaSの事例
第5章 aaSの未来像と移行のハードル
第6章 デジタル時代の新たな経済社会指標
第7章 デジタル社会資本による国・地方の豊かさの実現
第8章 デジタル資本主義のゆくえ
デジタル化がもたらす豊かさを測る、新経済指標を提言- 此本社長からの推奨コメント
このたび『デジタル資本主義』の続編として『デジタル国富論』を刊行する運びとなりました。本書では、前著からの問題意識を引き継ぎ、aaS(as a service)化する各種産業の未来像を
展望した上で、デジタル資本主義の進展が人々にどのような豊かさをもたらすかという視点から更に考察を加えています。日本が目指すべきはデジタル化によってどれだけ国民が幸福になったか(デジタル時代の国富)を競うことだと思います。本書の中では、人々の満足度・幸福度にも注目したGDPに代わる新しい経済指標を提案しています。
デジタル資本主義の時代を生き抜く上で羅針盤として、ご活用いただければ幸いです。
著者コメント
NRIでは、2017年度より「デジタルが拓く未来」についての研究を全社的に進めており、2018年にはその研究成果を『デジタル資本主義』としてまとめました。本書『デジタル国富論』はその続編にあたります。本書では、産業のaaS(アズ・ア・サービス)化、またデジタル時代にふさわしい新たな経済社会指標として「GDPプラスアイ」を提唱しています。デジタル技術を正しく使うことで、社会の物質的充足度だけでなく、人々の精神的な充足度も向上できる、それこそがデジタル時代の新しい国富だと我々は考えています。デジタル時代の国富を高めるために、企業、自治体、市民、研究機関がどうすべきか、デジタル時代を牽引するデータをどう見るべきかなど幅広い視点から未来像を描いていますので、皆様にご一読いただけたら幸いです。
執筆者情報
書籍に関するご意見ご感想
書籍に関するご意見ご感想はこちら