野村総合研究所 木内 登英(著)
東洋経済新報社 発行
2021年9月9日発行
定価:1,870円(本体1,700円+税10%)
主要目次
第1章 世界を震撼させる「デジタル人民元」
第2章 デジタル人民元は米国の金融覇権への挑戦
第3章 米中対立から新冷戦構造へ
第4章 中国で進むプラットフォーマーへの統制強化
第5章 世界で動き出す中銀デジタル通貨構想
第6章 2030年金融市場・金融ビジネスの予想図
著者コメント
中国は、中銀デジタル通貨「デジタル人民元」を来年に正式発行する見通しです。主要国では初めてのことです。本書では、中国が米国の通貨・金融覇権に挑戦する手段として「デジタル人民元」を活用することを議論の中心に据えています。ただし、そうした現在の国際情勢の観点に加えて、通貨覇権の歴史的推移、中銀デジタル通貨を巡る各国競争、プラットフォーマーの金融分野参入、決済ビジネスと金融業の将来など、「デジタル人民元」に関わる論点は、非常に多岐に渡ります。読者が、それぞれの関心に合わせて部分的に参照できるよう、本書の構成を工夫しました。
執筆者情報
書籍に関するご意見ご感想
書籍に関するご意見ご感想はこちら