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ERP(企業資源計画)

Enterprise Resource Planning

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ERPとは

Enterprise(企業) Resource(資源) Planning(計画)の略で、企業の経営資源を一元に管理し、企業全体の最適化を実現するための経営手法。
(読み:イーアールピー )

ERPを実現するための情報システムはERPソフトと呼ばれ、生産、調達、在庫、販売、財務・管理会計、人事などの機能が含まれます。

自社との適合性を考え導入

ERPソフトの導入メリットには、(1)リアルタイムに企業活動を一元に把握し、トップの意思決定の迅速化を支援する、(2)各部門、各拠点の業務を統合することにより、業務の効率化、業務コストの削減を実現する、(3)世界中の企業との取引を円滑にする、などがあげられます。

ERPソフトによって、特徴が異なり、機能に制約があるため、採否判断の前に自社業務との適合性を確認する必要があります。また、ERPソフトの導入には通常、業務プロセスの見直しや標準化など業務改革が伴うため、自社の業務を考慮して見極める必要があります。頻繁に業務を変更する企業にとっては、ERPソフトの原機能に多くの改変を加えると、構築コストが膨れますので、ERPの導入後の維持費が大きなコスト増の要因にもなります。

一方、ERPソフトが要求しているレベルよりも社員のITリテラシーが低いと、導入当初は混乱することも予想されます。したがって、企業は、導入のメリットが確実に見込めるのか、導入後の問題に対する対応策が講じられるか、慎重に分析する必要があります。その他、システムの最初の導入だけではなく、保守運用体制があるベンダーを選定することも重要です。

ERPの最近の動向

これまでERPは大手企業向けのパッケージソフトでした。中小企業向けにはインターネットサービスもありましたが、インターネット回線の不備やアプリケーションの操作性の欠如、セキュリティの問題によって、なかなか普及に至りませんでした。しかし、最近のブロードバンドの普及により、そういった問題が解決されつつあります。

また、導入時にライセンス料をまとめて払うパッケージと違い、月ごとに利用料金を支払う方式が普及してきており、中堅中小企業にとってはERPソフトを安価に導入しやすい環境になってきています。

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