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用語解説 経営戦略・事業戦略

協調投資/共同投資

Co-investment

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協調投資は複数のVC本体が同一企業に投資すること。共同投資は、複数の投資家がファンドを通じて複数の企業に投資すること。

協調投資・共同投資は、ベンチャーキャピタル(VC)投資におけるリスクキャピタルの供給手法です。

協調投資は、ベンチャー企業に対して、複数のVC本体が投資を行う手法で、シンジケート投資とも呼ばれます。共同出資は、機関投資家、金融機関、事業会社などの出資者から資金を集めた投資事業組合(ファンド)を通じて、特定の分野やエリアに属する複数のベンチャー企業に投資する手法です。いずれもベンチャー企業に多額の資金を供給できますが、共同投資の場合、組合との契約で投資の期限が定められています。

日本では協調投資の比率が高い

協調投資は、自己資本をもとに投資を行うVCにとって、リスク分散のメリットがあります。他社と協調する分、自社のポートフォリオに多くの投資銘柄を加えることができるからです。1社が責任を持つ主導的投資(リードインベスター)に比べると、リスク応分のリターンも少なくなります。日本では、欧米と比べて協調投資の比率が高く、ベンチャー企業への投資件数の約8割が協調投資となっています。

ほかにも、協調投資のメリットとして、複数のVCとの情報共有による投資先企業のスクリーニングの強化、異なるタイプのVCが投資経験に基づく付加価値を相互補完的に提供することで投資の価値が向上することなどがあげられます。

協調投資は成長段階に入ったバイオの研究開発費のように、多額の追加的資金調達などにも有効です。

共同投資は本体投資を上回る規模

共同出資は、VCがファンドを設定し、幅広い投資家から数十億~数百億円規模のリスクキャピタルを集めて複数のベンチャー企業に投資する仕組みで、投資残高で比較すると、最近では、VCの本体投資の総額を上回る規模になっています。

北米の情報通信、日本のバイオ、アジアの先端技術など、様々な投資対象を設定したファンドが組成され、該当する企業に投資されます。VCは、成功報酬・管理報酬を得ると同時に、通常、自らも一定割合を出資します。ファンドの運用による成果は、VCが持つ投資先に関する情報や投資経験に大きく依存することになります。

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