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用語解説 経営戦略・事業戦略

見える化

Visualization

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マネジメントや日々のオペレーションのプロセスおよび結果を情報として把握・共有化し、早期に課題を見極めることで速やかな対応に結び付ける取り組み。

企業において、日々の事業活動に不可欠な情報をいち早く開示・共有化し、課題を早期に見極め、迅速に対応策を打つことで、自社の競争力を高めていく取り組みを見える化と呼びます。

「可視化」から「見える化」へ

従来から企業では、様々な定量、定性情報を「可視化」し、経営者や業務の責任者は、これらの情報を元に次の戦略上の施策を検討・実行してきました。

今日注目されている「見える化」は、「可視化」によって把握・管理した情報を元に、課題解決を現場主導で積極的に行っていくという、経営や業務の改善活動の実施をゴールとした取り組みです。見える化は、トヨタ自動車の生産ラインの異常を発見するための「あんどん」と呼ばれる表示板が発祥といわれていますが、今日では生産現場のみならず、開発や営業、企業経営そのものまで、あらゆる場面の情報が見える化の対象となっています。

見える化は、専門化・複雑化していくビジネス上の課題を現場で迅速に解くことで、経営のスピードアップというニーズに対して大きな役割を果たしています。

また、見える化を実行・定着していくためには、ルールや仕組みづくりに加え、問題を積極的に開示するといった役職員の意識改革や文化・風土の醸成が極めて重要になります。

デジタル技術革新による進化と混乱

見える化への企業の取り組みは、デジタル技術の革新によってさらに加速されつつあります。特にデジタル機器とネットワークの進化により、把握する情報の即時性、精度、大容量化が急速に進みました。

しかし、この潮流は、一方で現場の混乱を招く原因ともなっています。例えば製品別収益管理では、販売単価やマージン率など詳細な情報が「可視化」されていますが、技術的に成熟した商品であれば販売単価より製造コストを重視し、原価低減の打ち手の検討が最優先課題であることを見極める必要があるためです。企業活動を評価・判断するための重要な指標の見極めが、見える化を成功・定着させるためには必要不可欠といえます。

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