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デジタルガバメント

Digital Government

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デジタルガバメントとは

サービス、プラットフォーム、ガバナンスなど行政に関する全てがデジタル社会に対応した状態。

デジタルガバメントは、コンピュータやネットワークなどの情報通信技術(IT)を行政のあらゆる分野に徹底活用することにより、市民や企業の事務負担の軽減や利便性の向上、行政事務の簡素化・合理化などを図り、効率的・効果的な電子政府・電子自治体を実現している状態のことです。

世界で進むデジタルガバメント

デジタルガバメントの推進度合は国によって大きく異なります。世界の中でも特に進んでいるといわれる国がデンマークとエストニアです。デンマークでは、市民と行政のやりとりのほぼすべてをオンライン上で完結させることができる「デジタルポスト」という仕組みが構築され、市民の96%が利用しています。エストニアでは、運転免許や健康保険、交通定期なども兼ねるデジタルIDを市民の98%が所有し、デジタルID経由で行政サービスの99%をオンライン上で利用することができます。

日本で求められるデジタル化の推進

デジタルガバメントの本質は、既存の行政プロセスや手続きを単にデジタル化することに留まらず、デジタル化する社会において既存の行政の仕組みや役割そのものを変革することにあります。
デジタルガバメントを推進する上で最も重要となるのは、それによって実現される未来像や効果を社会全体で共有することです。デジタルガバメントが推進されることで我々の暮らしや働き方、社会や産業がどのように変化するのか、またどんなサービスが提供されるようになり、どのような便益がもたらされるのか、できる限り具体的にわかりやすく示すことで、社会全体としてデジタルガバメントを推進するための機運を高めていくことが重要です。

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