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特集 自動車燃費規制の衝撃

燃費規制強化がもたらすマルチマテリアル化

2017年4月号

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CONTENTS

  1. 燃費規制による軽量化ニーズの高まり
  2. 非鉄の採用で先行する欧米OEM
  3. 素材メーカーを取り巻く戦い方の変化
  4. マルチマテリアル化の成功要因
  5. 成功要因を踏まえた素材メーカーの戦い方の変化

要約

  1. 2025年までに欧米で求められる40%もの燃費向上(CO2排出量削減)に向けて、自動車メーカー(OEM)は原資として車両1台当たり最低15万円のコストアップを見込んでいる。燃費向上の代表的な手段としては軽量化の技術革新を求めており、400kg/台の軽量化を実現するケースも現れている。素材メーカーにとっては、今後新たな事業機会が出現することとなる。
  2. 事業機会獲得に向けて、欧米では、アルミや樹脂など有力素材メーカー各社がOEMの素材革新を後押しすべく、プロダクトアウト的発想から脱し、OEMとの顧客接点を強化している。従来の戦い方にこだわる素材メーカーは、縮小均衡に陥る可能性が高い。
  3. 具体的には、単一素材内での戦いから、素材の組み合わせ(マルチマテリアル)に関する提案も含めた異種格闘技戦へと移行していく。鉄からアルミへの代替、アルミから樹脂への代替、アルミと樹脂の組み合わせなど、素材変革が進む中で、自社材料にこだわった材料起点の提案は、今後徐々に必要とされなくなる。
  4. マルチマテリアル化の中での機会獲得には、従来から日系素材メーカーが得意としてきた「改善型」のビジネスモデルに加えて、「開拓型」のビジネスモデルを具備することが重要である。そのスピードを速めるために「川上側/川下側の他力活用」と「企画力強化による主導力向上」が鍵となる。

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執筆者情報

  • 藤田 誠人

    藤田 誠人

    グローバル製造業コンサルティング部 自動車産業グループ

    主任コンサルタント

  • 中島 崇文

    中島 崇文

    消費サービス・ヘルスケアコンサルティング部 素材・Medtech産業グループ

    上級コンサルタント

  • 池幡 諭

    池幡 諭

    経営コンサルティング部 バリューアップコンサルティンググループ

    主任コンサルタント

  • 岡野 翔運

    岡野 翔運

    グローバル製造業コンサルティング部 電機・機械グループ

    コンサルタント

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