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シリーズ サプライチェーンデザインがもたらす新潮流

第3回 APAC地域における動的サプライチェーンの構築

2017年6月号

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CONTENTS

  1. APAC地域における環境変化
  2. APAC地域における日系企業の抱える課題─動的なサプライチェーン構築の必要性とそのための課題
  3. 動的なサプライチェーン構築に向けた対応策
  4. サプライチェーンデザインによる買収・出資先企業のバリューアップ

要約

  1. APAC新興国の成長市場を取り込み、自社の成長に結びつけるには、成長市場特有の環境変化に対応するサプライチェーンの設計・構築が要諦である。環境変化として、①APAC地域全体での貿易環境の変化、②APAC新興国内での物流環境・市場環境の変化、③企業のサプライチェーンのグローバル化・複雑化があり、また変化の速度・度合いも大きい。
  2. 各企業は、動的なサプライチェーンを構築し環境変化に柔軟に対応していくことが求められる。そのためには、サプライチェーンの設計業務を仕組み化(=サプライチェーンデザイン機能を実装)し過去、数年に一度不定期に実施していた設計業務を、より高い頻度で定期的に実施していくことが必要である。
  3. 仕組み化とは①組織:グローバル本社と地域横断でのサプライチェーンデザイン組織設置、②業務プロセス:特定人材に依存しない定型化・明文化されたサプライチェーン設計業務プロセスの構築、③ITツールの整備、である。
  4. グローバルでの各地域統括拠点をサプライチェーンデザイン機能のCOE(Center of Excellence:国際的な競争力を持つ中核拠点)とし、さらにITツールを活用することで、定型化・明文化された業務を域内各国に順次展開し、中長期的に維持、各地域で現地の環境変化により俊敏に対応することが可能となる。
  5. APAC新興国にて、日系・欧米系企業は多くの地場企業の買収・出資を実施しているが、自社からその会社の保有していないノウハウなどを付与することにより企業価値を高める「バリューアップ」の手段として、サプライチェーンデザイン活用による動的なサプライチェーン構築余地も大きいのではないか。

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執筆者情報

  • 須田 佑庫

    須田 佑庫

    NRIシンガポール

    Consulting Department & Business Performance Improvement Group

    Group Head

  • 竹腰 俊朗

    竹腰 俊朗

    NRIシンガポール

    Consulting Department

    Department Head

  • 斉藤 基

    斉藤 基

    NRIタイ 兼 NRIシンガポール

    Systems Consulting Division

    Division Head

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