CONTENTS
- 戦略策定における問題点と解決の方向性
- 先行事例
- バックキャスティングによる戦略策定
要約
- 戦略策定においては多くの問題点が生じている。不確実性が高まっている現在、多くの企業が実施しているように3年先などの中期目標を定めて議論するだけでは、非連続な市場構造の変化など大きな構造変化に対応することができない。このような状況下で求められるのは、メガトレンドと自社の事業との関連性や意味合いについて組織としての解釈を定め、10年先に実現したいビジョンから今何をすべきかを描き出していくバックキャスティング型の戦略策定である。
- 明確なビジョンを持ち、バックキャスティング型で戦略を策定している企業の例として、富士フイルムホールディングスと三菱電機を紹介する。
- バックキャスティング型で戦略を策定するために必要なのは、①ビジョンを実現するためのキードライバーを明確にする、②自社の強みを徹底的に分解する、③染み出し領域の議論により理由付けをする、④自社に足りないリソースの獲得方法を検討する、ことである。
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