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シリーズ M&Aを成功に導くために

第3回 業務プロセス統合

2018年10月号

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CONTENTS

  1. 業務プロセス統合の問題点
  2. 問題解決の方向性
  3. 先行企業事例
  4. 業務統合を確実に成功させるポイント

要約

  1. 日本企業における海外での買収と統合は増加傾向にある。買収と統合を成功させるために、買収企業と被買収企業の業務プロセス統合は非常に重要だ。業務プロセス統合は、業務の効率化の観点からもガバナンスの観点からも重要であるが、日本企業が業務プロセス統合を推進する上ではいくつかの問題点がある。たとえば、①標準化されている業務が少ない、②業務プロセス統合をする範囲が明確ではない、③目指すゴールが明確に示されていない、④業務プロセスの標準化・統合を推進する人材が少ない、といったことがある。
  2. 問題解決の方向性として、①業務ルールの確立と意思決定プロセスの確立、②被買収企業への支援体制の明確化、③業務間コンフリクトの調整、④統合達成度合いの「可視化」、⑤業務統合を推進する人材の育成、がある。
  3. 業務統合をさまざまな苦労をしながら推進している先行企業の事例として、パナソニックエコソリューションズ社、オムロンについて述べる。パナソニックエコソリューションズ社は、2007年から各業務のガバナンスの確立とSCM、ものづくりプロセス統合、13年からマーケティング統合を進めた。オムロンは事業系業務についてはカンパニー中心に、コーポレート系業務については、地域統括を中心に業務統合を進めている。
  4. 業務統合を確実に成功させるには、①業務統合におけるガバナンスと推進体制の構築、②地域統括による業務標準化と業務統合の推進、③現地優秀人材の巻き込みと育成、が必要となる。

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執筆者情報

  • 青嶋 稔

    コンサルティング事業本部

    パートナー

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