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特集 デジタルによる体験価値の向上

デジタル化の真価追求のための「レガシー」対応

2018年11月号

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CONTENTS

  1. デジタル化の真価
  2. 足かせとなるレガシー
  3. 対応事例
  4. デジタル時代のレガシー対応─情報という血流を通す

要約

  1. 企業にとってのデジタル化の真の価値は、人やモノの動き、感情など、あらゆるものをより詳細にデータ化し、これまで人間の手では成し得なかったほどに、速く、正確に、情報を把握、分析、提供することにより、新たな収益源を生み出すことにある。
  2. モバイル機器の普及、さまざまなセンサーやSNSからのデータ収集機会の増加、AIやデータ分析技術の高度化により、販売やマーケティング、サービスなどの最前線のビジネス現場においては、データを活用した収益向上を目指す取り組みが進む。
  3. 一方で、新しい技術や効果が注目されるが故に、デジタル化を進める中では、従来の企業の基幹となってきた業務や既存のシステムへの対応が見過ごされがちになる。業務やシステムがこのように老朽化・複雑化した状態(レガシー)だと、収益向上に向けたデジタル化の取り組みのためのわずかな改善にも多大なコストがかかり、デジタル化によるROI(投資対効果)を大きく下げてしまう。
  4. 米百貨店のメイシーズ社では、オンラインと店舗との高度な融合を図っていたが、在庫情報がリアルタイムで連携できないなどのレガシーの制約に苦しみながらも、一つずつ解消してデジタル化を進めてきた。デンマークの玩具メーカーであるレゴ社やシンガポールのDBS銀行では、デジタル化に先行して、基幹の業務オペレーションやシステムを全社的に整備したことが成功の要因となっている。
  5. デジタル化の効果を最大化するためには、その土台となる従来の業務・システムの見直しが必要であることを経営が認識し、老朽化・複雑化している場合には、早急に全社的な取り組みを進めていくことが肝要である。

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執筆者情報

  • 山本 英毅

    山本 英毅

    TMプロジェクト部

    グループマネージャー 上級システムコンサルタント

  • 永山 啓

    永山 啓

    システムコンサルティング
    トヨタ支店長

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

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