CONTENTS
- 商用車モビリティサービスの市場成長背景と本質的意味合い
- 「モノを運ぶ」モビリティサービスにおける事業機会
- 「ヒトを運ぶ」モビリティサービスにおける事業機会
- 商用車モビリティサービス市場の将来展望
- 巨大マーケット需要創造に向けて
要約
- 乗用車と同様、商用車業界においても「CASE」は100年に一度の業界変化をもたらすとされている。その変化の本質は、技術進化によるモビリティサービス市場の成長ではなく、新旧プレーヤーによる付加価値競争の加速により、業界全体の構造が一変するということである。
- 「モノを運ぶ」分野では、自動車メーカーによる、新たなプラットフォームビジネスへの立ち上げや、ベンチャーなどのIT事業者による物流マッチング・ドライバーマッチングなど、従来のメーカー、サービサーの垣根を越えたモビリティサービスが次々と立ち上がっている。
- 「ヒトを運ぶ」分野では、海外で先行するUberなどのマッチングが当たり前の時代に突入し、従来型運営事業者と個人事業主との垣根がなくなる。マイクロトランジットなどの移動手段の多様化や、マルチモーダル型のサービスの登場により、タクシーや電車、バスといった各交通手段もその分担境界線があいまいになる。
- 商用車モビリティサービスはこのような「垣根の崩壊」により、巨大なマーケットを形成すると期待されている。プラットフォームの確立に向けては、幅広いサービスカバレッジと仲間作りにより、早期に実績を積み上げる必要がある。また、プラットフォームへの相乗りを志向する事業者にとっては、各プラットフォームに対する目利き力を養いつつ、コモディティ化への備えを進める必要がある。
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