CONTENTS
- SCM機能統合の問題点
- 問題解決の方向性
- 先行事例
- 課題解決の要諦
要約
- 現在のPMI(Post Merger Integration:M&A成立後の統合プロセス)におけるSCM(Supply Chain Management:供給網整理)機能統合の問題点は、①買収企業と被買収企業間で市場環境への共通理解が醸成されない、②対象部門が広く、SCMについてのコンセンサスが取れない、③部門縦割りの活動となってしまう、の3点である。
- 問題解決の方向性として、①被買収企業のSCMの実態把握、②PMIにおける部門横断的SCMプロジェクトの編成、③目指すべきSCMモデルの構築、④買収企業からの支援体制の明確化、がある。
- 先行事例として、住友ゴム工業(以下、住友ゴム)の事例を述べる。住友ゴムは南アフリカでの買収による成長戦略を遂行するにあたって、SCMのあるべき姿を議論し、導き出した。
- 課題解決の要諦として、①目指すべきSCMモデルの明確化、②グローバル戦略を踏まえた地域でのSCMの構築、③S&OP業務の確立、④グローバルSCMにおける被買収企業の役割明確化、が挙げられる。
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