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特集 5G元年 その革新性と可能性

5G元年を迎えるにあたって

2019年6月号

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CONTENTS

  1. 5Gとは何か
  2. 5Gは生活・社会をどう変えるか
  3. 5G時代をいかに迎えるか

要約

  1. 近年話題の次世代通信「5G」だが、2020年の商用化を控え、19年は「プレサービス」として、コンシューマーが触れる初めての機会となる。そのため本年は「5G元年」といわれ、期待が高まっている。
  2. 5Gはその名の通り、第5 世代の移動通信システムである。1979年の自動車電話の登場以降、移動通信システムは10年ごとに進化してきた。5Gは「高速大容量」通信に加え、欠損や遅延のない「超信頼・低遅延」、あらゆるモノがインターネットに接続される時代を見据えた「多数同時接続」という技術要件を有する。コアネットワークも進化し、より柔軟性の高い通信を設計できるようになる。
  3. 世界には既に商用化されている国もある。米国や韓国ではスマートフォン向け5Gサービスも開始されているが、日本が5Gにおいて世界に遅れをとっているというわけではない。「超信頼・低遅延」「多数同時接続」といった技術要件や、柔軟性の高い通信は、コンシューマー用途以上に事業用途での活用可能性を秘めている。企業・社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)をいかに促進できるかが5G普及の鍵であり、日本は産官学が一体となって事業用途の開発を推進している。通信事業者と企業・自治体のパートナーシップも活況で、その点において世界に先行している。
  4. 通信事業者は5Gを機会に、「BtoX」から「BtoBtoX」へのビジネスモデル転換を図ろうとしている。BtoXとはコンシューマーや顧客企業に通信サービスを提供するこれまでのモデルであり、BtoBtoXとは、通信事業者が通信を含めた各種機能群をプラットフォームとして、「センターB」に位置する企業に提供し、DXを実現するモデルである。
  5. 5G時代の主役は通信事業者ではなく、「センターB」企業である。センターB企業は、通信事業者の5G提案を待つのではなく、自社のDXにどう5Gを活用するかを能動的に考えるべきである。

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執筆者情報

  • 亀井 卓也

    亀井 卓也

    ICTメディア・サービス産業コンサルティング部 テレコム・メディアグループ

    マネージャー

  • 澤田 和志

    澤田 和志

    ICTメディア・サービス産業コンサルティング部

    副主任コンサルタント

  • 伊藤 大輝

    伊藤 大輝

    ICTメディア・サービス産業コンサルティング部

    コンサルタント

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