CONTENTS
- 日本企業が直面しているマーケティングにおける問題
- マーケティング機能再構築の視点
- マーケティング機能の再定義に向けて
要約
- 日本企業が直面している課題として、①マーケティング機能の販売促進活動への偏り、②製品起点でのマーケティングの限界、③マーケティング部門と技術開発部門の分離、④経営陣の理解不足、⑤デジタル技術の活用におけるリソース不足、が挙げられる。
- 第四次産業革命に代表される産業の大きな変化への迅速な対応が求められている。デジタル技術を活用したマシンデータや潜在的な顧客ニーズの変化を分析し、需要を創造し、市場開発する動きが求められ、マーケティング部門と技術開発部門が分離した従来のマーケティングから、技術開発部門と一体で需要創造をする機能に生まれ変わる必要がある。そこで、日本企業がマーケティング機能を再構築する上で、次の7 つの視点を説明する。①デジタル化に対応するマーケティングの再定義、②技術部門とマーケティングの融合、③顧客生涯価値を高めるマーケティング、④メガトレンドに基づく社会的価値実現のマーケティング、⑤ブランディング、⑥インターナルブランディング、⑦全社構造改革としてのマーケティング機能の再構築。
- マーケティング機能構築に向けて実施すべきことは、①社会的課題の解決による需要創造、②社内リソースの融合、③顧客体験の創造、である。
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