CONTENTS
- デジタル経済における日本企業が直面する課題
- デジタル化におけるマーケティングの再定義
- 先行事例
- デジタル化におけるマーケティング機能構築に向けて
要約
- デジタル化により、①タッチポイントの多様化、②顧客の情報過多、が生じ、これらの変化から顧客の消費行動、購買行動は大きく変化している。しかしながら、これらの変化に対して、多くの日本企業では、マーケティング機能の刷新が滞っている。
- 第四次産業革命により、IoTなどデジタル化が進展する。こうした中、Webサイト、Web広告、SNS、メール、ブログ、アプリケーション、YouTubeなどの動画サイト、評価サイト、オンラインコミュニティ、ECサイト、Q&Aページ、チャットボット、新聞、テレビ、CM、プレスリリースなど、多くのタッチポイントを有機的に組み合わせ、顧客体験(CX)をデザインすることが必要となる。それに伴い、マーケティングの再定義を行わなければならない。
- 事例として、サントリーホールディングス、リコーの事例を述べる。サントリーホールディングスは、デジタル技術を活用し、マーケティングプロセスを大きく変革し、UX(ユーザー体験)の革新を進めている。リコーは、デジタル技術を活用し、CXの刷新を進め、3Dプリンターなどの需要創造を進めている。
- デジタル化におけるマーケティング機能構築に向けて必要なのは、①マーケティングの目的の明確化、②自社の強みを引き立てるCXのデザイン、③DXを推進するための社内関連部門の啓蒙、である。
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