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特集 医療・ヘルスケアビジネスによる事業成長を幻想に終わらせないために

医療機器メーカーにおけるビジネスのサービス化戦略と組織のトランスフォーメーション

2019年12月号

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CONTENTS

  1. ビジネスのサービス化戦略に求められる要件と大企業における難しさ
  2. 日系企業における組織のトランスフォーメーションの取り組み
  3. 組織のトランスフォーメーションにおける3つの要件

要約

  1. 医療機器ビジネスにおいては、ステークホルダーの多様化に伴い、ビジネスのサービス化戦略が求められている。サービスの付加価値には、主に、臨床上の価値、オペレーション面の価値、財務面の価値、の3つの要素がある。そして、これらの付加価値を実現するビジネスは次の5つの要件を満たす必要がある。すなわち、①ミッションクリティカルな状況で活用できること、②複数のステークホルダーに価値が訴求できていること、③臨床上の運用が可能であること、④経済的に整合性がとれること、⑤効果の測定が可能であること、の各要件を満たすことである。この5つの要件を満たすためには、デジタル技術の活用が不可欠である。
  2. 多くの医療機器メーカーは、デジタル技術によって、従来のハードウエア中心のビジネスからビジネスのサービス化を進め、事業拡大しようとしている。その実現のために組織のトランスフォーメーションに取り組むオリンパスの事例を紹介する。2019年に創立100周年を迎えた同社は、「真のグローバル・メドテックカンパニーへ飛躍を目指す」同社の「オリンパス・クロスイノベーション」というイニシアチブは、短期間に多くの施策を講じながら進められている。
  3. DXの継続的な取り組みに成功している企業には、3つの共通点がある。すなわち、①ボードメンバーによるオーナーシップ、②トランスフォーメーションのための仕掛けのデザイン、③ボードメンバーの下に専任のデザイン人材を配置していること、であり、これらを満たすことが成功の必要条件となる。

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執筆者情報

  • 松尾 未亜

    グローバル製造業コンサルティング部 Medtech & Life scienceグループ

    マネージャー

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

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