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製造業の未来

イネーブラーとしての躍進

2020年新年号

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CONTENTS

  1. イネーブラーとは
  2. 製造業の現状とイネーブラー化の必要性
  3. イネーブラーの要件
  4. イネーブラー化を自社の成長に取り込む

要約

  1. イネーブラーという言葉を企業に対し使う場合、「新たな社会システムを作る上で、代替できない重要な技術・モジュールを提供する企業」と定義できる。これまでIT業界中心に使われてきた言葉であるが、IoTの進展により製造業でもイネーブラーが台頭しつつある。モノが社会システムのモジュールとして、システム・ネットワークに組み込まれてきたことなどが背景にある。
  2. これまでの製造業は、先進国で開発したモノを新興国へ拡販するというビジネスモデルであったが、近年、新興国の成長も一段落した。今後は、あらゆる産業の高度化、さらには新たな社会作りを技術で実現するという発想が重要になる。
  3. イネーブラーの要件としては、①市場・技術課題の巧みな切り取り、②ピンポイントに圧倒的なR&D投資、③上手な仲間作り、があると考える。新興の技術企業にとっては、社会課題と自社の強い技術を上手に結びつけることで、一点突破でイネーブラーとして成長が可能となる。
  4. 既存の大企業にとってイネーブラーは脅威である。事業やR&Dが分散しており、重要な領域で新興イネーブラーに負ける恐れがあるためだ。既存企業にとっては、「エッジが利いた事業・製品を幾つ持てるのかという視点が、中長期経営戦略の重要意思決定事項となる」時代に突入したといえる。企業は単純に規模を追うのではなく、会社の「カタチ」を見直す時期に来ているはずだ。

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執筆者情報

  • 小林 敬幸

    コーポレートイノベーションコンサルティング部長

  • 櫛田 亮真

    NRIインド

    クロスファンクショナルコンサルティンググループ

    マネージャー

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

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