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特集 DXが拓く日本の金融の未来

流動性vs利便性vsナレッジ

デジタル環境下の対面金融ビジネスの付加価値

2020年3月号

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CONTENTS

  1. 金融においてデジタルと付加価値の関係を論じる難しさ
  2. 米国のオンライン証券業界における手数料無料化競争
  3. 金融ビジネスの付加価値の源泉
  4. 金融ビジネスの付加価値の特性─特にデジタル化の影響について
  5. ナレッジにデジタルでレバレッジをかける試み
  6. 日本の対面金融ビジネスへの示唆

要約

  1. デジタル化の影響を受けて対面金融ビジネスの付加価値がどうなっていくのか、付加価値を拡大するにはどうすればいいのか、について考える上で、金融ビジネスの付加価値とは何かをあらためて確認することが重要である。
  2. 金融ビジネスの付加価値について検討する手段として、米国のフリー競争に注目する。米国のオンライン証券各社がいかなるサービスで、どのように収益化しているかを見ることで、金融ビジネスの付加価値要素が浮かび上がってくる。
  3. 金融ビジネスの付加価値は、資金流動性、市場流動性、利便性、ナレッジの4 つに大別でき、それぞれの特徴を考慮して将来の付加価値の推移を見通すならば、ナレッジへのシフトこそが対面ビジネスが向かう方向である。
  4. ナレッジはデジタル化と相性が悪いという印象が強いが、米国ではナレッジの付加価値にレバレッジをかける良い事例がある。そのエッセンスは今日的な新たなナレッジマネジメントへの期待として理解することができる。
  5. 日本の対面金融ビジネス(特に対面証券)においては、ナレッジを付加価値化するという観点ではまだまだ課題が多いものの、事業ポテンシャルも大きいと見ることができる。ナレッジの付加価値化に向けて、今こそ、経営の意識転換が求められる。

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執筆者情報

  • 小粥 泰樹

    研究理事

    金融ITイノベーション事業本部

    副本部長

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

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