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特集 自動車産業におけるデジタル改革

モビリティのデジタル化を支えるソフトウエア人材

2020年6月号

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CONTENTS

  1. 自動車産業がソフトウエアに注力する理由
  2. 巨大IT企業が開発・サービスインしたいモビリティ領域
  3. 先進OEMのソフトウエアの取り組み
  4. 自動車産業に必要なソフトウエア人材

要約

  1. 自動車業界では、主要な購買層がデジタルネイティブ世代に移行してきているため、自動車に対するニーズとしてソフトウエアやサービスを重視する傾向が見られる。そのため、これまでは自動車メーカー間のQCDS競争であったものが、スマートフォンやITサービス企業とのサービス(S)競争となってきている。昨今の主要購買層である「デジタルネイティブ層」では、自動車に対しても、スマートフォンと同様に、購入後のサービスによる付加価値が求められる。ITサービス企業と比較すると現在の自動車はサービスの幅が狭く、自動車自体の利用頻度も低いため、主要購買層からは割高感を抱かれている。
  2. 巨大IT企業では新規参入先の業界を模索している。その条件として中長期的に変化していない業界があり、自動車業界はまさにその対象となる。巨大IT企業は得意とするソフトウエアプラットフォームを利用し、徐々にエコシステムを構築しつつある。
  3. 巨大IT企業に対抗すべく、欧州OEMを中心とした先進的な自動車企業は、ソフトウエアの戦略子会社を設立し、ソフトウエア人材のハイアリング、ソフトウエア開発プロセスの見直しを行っており、デジタルネイティブ世代にヒットするような魅力ある製品・サービス作りを実施している。
  4. 自動車産業がデジタルネイティブの購買層にヒットする製品を開発するためにはソリューションアーキテクトが必要であると考える。ソリューションアーキテクトとは、市場が製品に何を求めているかといった、エンドユーザーのニーズの分析ができるだけでなく、ニーズを解決する方法も並行して検討できるスキルセットを持つ人材のことを示す。

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執筆者情報

  • 石黒 裕太郎

    グローバル製造業コンサルティング部兼産業ITコンサルティング一部

    主任コンサルタント

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

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