CONTENTS
- 変化への「対応」から「先回り」へ
- 先回り経営の先進事例
- NRIの提示するフレームワーク
- 経営インテリジェンス加速に向けたテクノロジー活用の要諦
要約
- 顧客のニーズ・価値観が激しく変化する市場環境の中で、特に伝統的な企業にとってはその変化への後追い的な対処で企業価値を維持することが容易でなくなってきている。そのため、変化の予兆を検知し、「先回り」の対策検討と機動的かつ横串的な企業変革への意思決定を可能とする動的な経営基盤の構築が喫緊の課題である。
- 一方で、伝統的大企業であっても、データやデジタル技術、AI技術を駆使して顧客の変化をいち早く察知し、方策を先回りして講じることで、さらなる成長を遂げている例も存在する。その背景には、データ分析による素早い変化の予兆検知と、短期間でトライ&エラーを繰り返すことによる意思決定の高速化がある。
- 本稿では、「先回り」な経営意思決定を実現するために必要な機能として、「顧客状態やオルタナティブデータといった非財務データの取得・蓄積」「企業価値のキードライバーの把握」「将来予測とその結果の継続モニタリング」の重要性を先行事例で検証し、意思決定プロセスの道標としての「デジタル戦略マップ」を示す。併せて、デジタル戦略マップを適用した事例について触れる。
- 最後に、デジタル戦略マップ実現に有用な要素技術である「Explainable AI(XAI:説明可能なAI)」と「AI開発プラットフォームサービス」について紹介する。
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