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特集 DX時代のイノベーションと無形資産の新しい関係

スタートアップと都市の価値共創時代における100万人以下の地方都市圏の戦い方

競争力の高いスタートアップ・エコシステムの特徴とそのパターン

2022年12月号

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CONTENTS

  1. スタートアップと都市による価値共創の時代に地方都市は何を考えるべきか
  2. イノベーションを生み出す都市のスタートアップ・エコシステムとは何か
  3. データに見る世界の競争力の高いスタートアップ・エコシステムの成否
  4. 地方都市圏におけるスタートアップ・エコシステム形成の制約と可能性、パターン
  5. わが国の地方都市圏のスタートアップ・エコシステム形成に向けた戦略的な方向性

要約

  1. イノベーションを通じて社会経済のパラダイム変革をもたらしてきたスタートアップは、世界の一部の都市から集中して生まれている。イノベーションを生み出す確率が高いため、日本でも100万人以上の大都市圏に焦点が当てられがちだが、世界では創業率が高く、イノベーションを生み出している人口の小さい地方都市も数多く存在する。
  2. 競争力の高いスタートアップ・エコシステムが形成する都市は、多様なアクター(主体)やアセット(資本)を地域内外からエコシステムに取り入れ、「模倣可能性の低い」仕組みを形成、ほかの都市・地域と差別化される「尖ったイノベーション」を生み出す力がある。
  3. 世界の地方都市圏では、地域の強みや個性を活かした的確な戦略を選び、必要な主体や資本をそろえてエコシステムを機能させることで、立地資源の限定性やイノベーションの機会格差といった地方都市の抱える制約を乗り越えてイノベーションを起こしている。
  4. わが国の100万人以下の地方都市が、大都市圏、ひいては世界と伍するイノベーションを生み出す、競争力の高いスタートアップ・エコシステムを形成するためには、四つの戦略的な方向性の検討が求められる。すなわち、①エッジを効かせたスタートアップのクラスター形成、②グローバル・スタンダードの先端的な事業環境形成、③共有・循環する地域資本による広域連携補完の仕組みづくり、④リアル/バーチャル混合でイノベーションを加速するネットワーク資本の形成、を戦略的に推進していくことである。

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執筆者情報

  • 岡野 翔運

    社会システムコンサルティング部社会イノベーション政策グループ

    シニアコンサルタント

  • 飯井 虹之介

    社会システムコンサルティング部社会イノベーション政策グループ

    コンサルタント

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