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特集 DX時代のイノベーションと無形資産の新しい関係

オープンイノベーションに不可欠な知財・契約の新しい価値軸

2022年12月号

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CONTENTS

  1. なぜオープンイノベーションに取り組むべきなのか
  2. オープンイノベーションにおける問題要因
  3. オープンイノベーションの成功に欠かせない価値軸
  4. 「OIコンプライアンス」の確立・普及に向けて

要約

  1. 多くの業界が環境変化に直面する中、オープンイノベーションを競争力獲得の打開策あるいは事業継続の必須手段と位置付ける企業が増えてきている。オープンイノベーション促進の観点から、知的財産(知財)や契約に関する支援の重要性への認識も高まっており、日本政府はさまざまな施策を実施し始めている。
  2. オープンイノベーションは、事業会社やスタートアップ、大学等研究機関など、それぞれ異なる活動スタンスの関係者が連携しようとする活動であるため、想定されていなかった知財・契約のトラブルも顕在化してきている。このような状況をいかに打破するかが、国の問題意識となっている。
  3. 本論考ではそのような問題意識や関心の高まりを踏まえ、より円滑にオープンイノベーションを進めるための知財・契約の考え方を提示する。特に重要と考えられるのが、オープンイノベーションにおいて重要な無形資産である知財に関する契約を適切にコントロールすること、すべての関係者が適切な価値軸を持った上でオープンイノベーションに取り組むことである。
  4. 最後に、新たな概念として「OIコンプライアンス(オープンイノベーションコンプライアンス)」を提案する。これは、オープンイノベーションに携わろうとする関係者が共通認識とすべき価値軸を遵守することを指す。オープンイノベーションが多様な関係者の知恵を結びつけることで新たな価値を生む活動であることを理解した上でOIコンプライアンスを普及させることが、わが国のオープンイノベーション発展のために必要である。

PDFファイルでは全文お読みいただけます。

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執筆者情報

  • 和田 尚之

    社会システムコンサルティング部

    シニアコンサルタント

  • 駒村 和彦

    社会システムコンサルティング部社会イノベーション政策グループ

    マネージャー

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

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