CONTENTS
- GX実現を加速するカーボンプライシング
- カーボンクレジットの現状と今後の展望
- 排出量取引の現状と今後の展望
- カーボンクレジット・排出量取引の取引市場
- カーボンクレジット・排出量取引にかかわる事業機会
要約
- 「2050年カーボンニュートラル(CN)」の実現に向けて、市場メカニズムを活用するカーボンプライシングへの注目度が高まっている。その中で、カーボンクレジットや排出量取引が有効な施策として注目されている。
- カーボンクレジットは、ボランタリークレジットを中心に、グローバルに発行量・無効化量ともに増加してきている。国内では、J─クレジットを中心に発行量が増えてきており、さらなる拡大に向けた環境整備がなされている。
- 排出量取引は欧米や中韓などで導入されてきた。国内でも、2023年度からGXリーグの枠組みにおいて試行的な運用(GX-ETS)が開始され、今後、本格運用に向けて拡大していく。
- GX-ETSは、プレッジ&レビューに重きを置く、ETS制度としてはほかに類のない制度であるが、環境分野の自主的な取り組みの実効性分析からは、一定の実効性を持つものと考えられる。
- カーボンクレジット・排出量取引の発展と併せて、マーケットプレイス型、オークション型、取引所型といった種々の形式による取引市場が整備・発展してきている。
- カーボンクレジット・排出量取引には、プロジェクト組成から利用まで多様な業務・プレイヤーがかかわり、今後の市場の整備・発展に伴い、これらの事業者に新たな事業機会が生じることが想定される。
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