CONTENTS
- 日本企業の知的資本における問題点
- 先進事例
- 知的資本の強化に向けて
要約
- 非財務資本の中でも知的資本の重要性は増すばかりである。製造業において、稼げるビジネスモデルに転換するには、製品だけでなく、ソフトウエアやサービスを組み合わせ、顧客体験を創造することが重要になっている。しかし、日本企業は知的資本に対する考え方の範囲が狭いため、いまだ製品の技術開発に関する知財の議論に終始している。
- こうした状況を打破している企業に、日立製作所、ソニーグループがある。両社とも自らの事業で提供する価値を明確に再定義し、稼げるビジネスモデルへと転換し、そのビジネスモデルを実現するための知的資本の強化を行っている。
- 知的資本の強化に必要なのは、事業で実現したい価値を再定義し、ビジネスモデルを明確にしたうえで、強化を推進することである。知的資本は人的資本との深い連携が不可欠であるため、強化すべき知的資本を明確にしたら、そこに向かった人材投資を惜しんではならない。
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