CONTENTS

1. 企業におけるAI活用の現状
2. AI・データ活用における5つの障壁とそれらを乗り越えるためのポイント
3. 全社視点でAI・データ活用を推進する必要性

要約

1. 近年、多くの大企業では、さまざまな分野でAI・データ活用の検討・PoC（概念実証）などが行われ、PoCブームといえる状況が続いていた。しかし、実ビジネスに貢献できるレベルでAI・データ活用がなされているケースはいまだ多くない。
2. こうした日本企業のAI・データ活用の現状について、2023年3月に野村総合研究所（NRI）が実施した調査結果から明らかにするとともに、各企業がAI・データ活用においてどのような障壁に接しているかを把握した。
3. 調査結果、およびNRIのコンサルティング知見も踏まえて整理すると、各企業のAI・データ活用における障壁は、①人がいない、②仕組み・組織がない、③データがない、④技術がない、⑤システム化できない、のいずれかに集約される。本論考では、それぞれの障壁の具体的内容、および先端事例やトレンドなどを踏まえた、障壁を乗り越えるためのポイントについて述べる。

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執筆者情報

• 

  松崎 智彦

  AIコンサルティング部

  グループマネージャー

• 

  平原 一輝

  AIコンサルティング部

  シニアコンサルタント

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。