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経営としてDXに向き合う思考技術(前編)

DX議論の質を高める

2023年9月号

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CONTENTS

  1. わが国におけるDXの現在地
  2. DXを議論するための思考フレームワーク
  3. 4階層V字モデルを利用したDX基本構想の築き方
  4. 今、求められるDXリーダーシップのあり方
  5. おわりに

要約

  1. 日本企業のDXは部分的・単発的なデジタル改善からビジネス変革に向けて奮闘中だが、DXを扱う議論では認識齟齬が起きやすく、後に現場離反や部分最適を招き、活動が停滞するケースも多い。計画や活動の精度を決定づけるのは「議論の質」であり、それを高める経営リーダーシップこそがDXの成否を分ける。
  2. DXの議論の質を上げるための思考フレームワークとして「4階層V字モデル」を提唱する。各種DX案件やテクノロジーワードが議題・論点となったときに、それらをこのフレームワーク上にマッピングすることで、導入目的や他案件との関係性を大局的に確認し、噛み合わない議論を回避することができる。
  3. このフレームに、DXで実現したい価値を起点とした「目的→手段」の要件連鎖構造を描くことで、リーダーシップの指針たる「DX基本構想」を確立できる。実務的には、「DX実現4ステップ」に沿ってデータ利活用に対する社内関係者の理解や実感を醸成しながら段階的に進めるアプローチが有効である。
  4. 今、DXリーダーシップに最も求められていることは、全体観・構造観を踏まえた議題・論点設計と意志決定が行われるような、質の高い議論の場を実現することである。DX基本構想を示しつつ、総合プロデューサーとして各部門の制約・利害を調整し、階層間の機能連動を実現する先導力が期待される。

PDFファイルでは全文お読みいただけます。

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執筆者情報

  • 福原 英晃

    コンサルティング事業本部

    パートナー

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

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