CONTENTS
- 国内企業のネイチャーポジティブへの取り組み状況
- ネイチャーポジティブの特徴、取り組みによって期待されるメリット
- 企業価値向上に向けた事業活動への反映方法
要約
- ネイチャーポジティブとは「生物多様性の損失を止め、反転させ、回復軌道に乗せる」考え方のことであり、2030年までの具体的なミッションが企業に対しても求められている。このような中で、既に26%の企業が中計などの事業計画または製品サービスへ反映している、と回答している。
- 企業はネイチャーポジティブに取り組むことで、自社のビジネスモデル強化としてのサプライチェーンの強靭化だけでなく、一般消費者への訴求、顧客体験価値の向上による市場創造、地域とのエンゲージメント向上の観点から、企業価値向上が期待される。
- 企業がネイチャーポジティブに取り組む際には、まずはENCOREなどのツールを用いながら、自社の事業と自然との接点を把握することが出発点となる。そのうえで、企業として目指すべきところ・目標(Moon Shot)を明確にすることが重要である。
- ネイチャーポジティブを事業活動へ反映させるためには、①サプライチェーン全体の改革、②顧客体験価値の向上による市場創造、③地域や他企業・NGOとの連携による取り組みの高度化、の3つのポイントが成功のカギとなる。加えて、特定の課題を解決するために業界の垣根を越えて知見・ツールなどを積極的に共有・発信するアドボカシー活動を行うことも、企業価値向上のために重要な取り組みとなる。
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