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特集 カーボンニュートラルからネイチャーポジティブへ

「バイオものづくり」推進のカギとなるネイチャーポジティブ対応

2023年10月号

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CONTENTS

  1. バイオものづくりを取り巻く現状
  2. バイオものづくり発展のカギとなる3つのポイント
  3. ネイチャーポジティブの台頭によるバイオものづくりへの影響と求められる対応

要約

  1. 従来の化石資源を原料とした化学プロセスに代わるものとして、微生物を利用したバイオものづくりが注目されている。枯渇性資源から再生可能資源への転換(サーキュラーエコノミー)や、製造プロセスの常温常圧化(カーボンニュートラル)など、サステナビリティ関連の優位性が一因である。また、安全保障の重要性の高まりや、バイオ・デジタルの技術革新も牽引要素となっている。
  2. 一方で、市場のさらなる拡大のためには「製造コスト」「微生物の開発」「商用スケールでの培養技術」がポイントとなる。バイオものづくりにかかわるプレイヤーは、これらについて取り組みを進めている。
  3. サステナビリティにおける新たなテーマであるネイチャーポジティブの台頭により、自然資本や生物多様性への配慮がさらに求められるようになり、バイオものづくりに大きな影響を与える。原料である植物などのバイオマスは、一部が座礁資産化(実存はするが法規制などにより利用が制約される)すると想定される。
  4. 対応策としては、「原料の転換」「原料効率の向上」「自然の状態の可視化」の3つの方向性が考えられる。これらの取り組みにより、ネイチャーポジティブはバイオものづくりにおける障壁要素ではなく、競争力拡大に向けた機会として捉えることができる。

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執筆者情報

  • 中田 北斗

    サステナビリティ事業コンサルティング部

    シニアコンサルタント

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

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