フリーワード検索


タグ検索

  • 注目キーワード
    業種
    目的・課題
    専門家
    国・地域

NRI トップ ナレッジ・インサイト 刊行物 知的資産創造 知的資産創造一覧 知的資産創造 2023年12月号 産学協創におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の可能性

特集 DX時代における大学等の進化のゆくえ

産学協創におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の可能性

2023年12月号

  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn

CONTENTS

  1. DXによる産学協創の発展の可能性
  2. 産学協創に求められる「DX3.0」
  3. 産学協創におけるDXの類型と萌芽事例
  4. 産学協創におけるDX実現に向けたポイント
  5. 最後に:「異能」の参画が必要

要約

  1. 企業とアカデミアの協創により新たな価値を創造する「産学協創」は、その目的と主体から、①「個対個」、②「組織対組織」、③「ビジョン・ドリブン」の3つに大別される。DX(デジタルトランスフォーメーション)は、このそれぞれの協創を加速し、産学協創のあり方を変えるポテンシャルを秘めている。
  2. 産学協創の発展に向けては、組織横断で進め、社会課題の解決・社会のパラダイム変革につなげる必要がある。野村総合研究所(NRI)では、これらの実現に資するDXの取り組みを「DX3.0」としているが、産学協創にもDX3.0の発想が求められている。
  3. 産学協創で共有されるリソースは「技術」「研究基盤」「人材」に大別され、それぞれ、DX3.0に資する萌芽事例が生まれている。また、現時点で該当する事例はないが、複数種類のリソース共有による包括的な協創においてもDXの推進が期待される。
  4. 産学協創におけるDXの実現に向けた活動は、①業務プロセスの設計、②デジタル基盤・データ整備、サービス運用に大別される。①においてはニーズの具体度・シーズの成熟度を考慮した設計、②においては企業・大学の参画を促すための仕組みづくり、③においては産学協創にかかわる人材の「AI-ready」化が、それぞれ求められる。
  5. 産学協創におけるDXを実現するためには、これまでの産学協創のエコシステムに存在しなかった機能を有する、新たなプレイヤーの参画が必要である。政府などのサポートを橋頭堡として、「異能」の参画が進んでいくことが期待される。

PDFファイルでは全文お読みいただけます。

全文ダウンロード(1.05MB)

執筆者情報

  • 新治 義久

    社会システムコンサルティング部

    シニアコンサルタント

  • 駒村 和彦

    社会システムコンサルティング部社会イノベーション政策グループ

    マネージャー

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn

購読に関するお問い合わせ先

年間購読をご希望される方は、下記問い合わせ先へお願いします。

NRIフィナンシャル・グラフィックス
戦略マーケティング部
Mail : chiteki-dokusha@nri.co.jp
Tel:03-5789-8251(平日9:30~17:00) Fax:03-5789-8254

※FAXでのお問い合わせは下記お申し込み用紙をご使用ください。