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特集 生成AI時代の新たな社会

拡張される社会:人とAIの協力のデザイン

2024年1月号

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CONTENTS

  1. 背景と論点
  2. 社会システムの再考を迫るテクノロジーの進化と環境の変化
  3. 現在の「機械的な社会システム」が抱える問題
  4. 「機械と生物から学ぶ社会システム」の提案
  5. 日本への示唆とステークホルダーに求められる視点

要約

  1. サイバー空間の変容とAIの急速な進歩により、社会システムの再考が迫られている。
  2. 現在の社会システムはいわば「機械的な」構造を有している。それは経済価値の創出には大きく貢献するが、社会価値との両立が困難になるという構造的な課題を抱えている。テクノロジーを社会システムの能力を拡張する道具と捉えた場合、「機械的な社会システム」の拡張にAIを中心とする強力なテクノロジーを利用することは、かえって課題を深刻化させるとともに、AI中心の社会をつくり出してしまうリスクがある。
  3. このような課題を克服する新たな社会システムとして、「生物的な」概念を取り入れた「機械と生物から学ぶ社会システム」を提案する。機械と生物から学ぶ社会システムでは、経済価値と社会価値の両立と価値向上が期待できる。また、「生物的な社会システム」の拡張にAIを中心とするテクノロジーを活用することで、人間と環境中心の社会の実現が期待できる。
  4. 世界が「機械と生物から学ぶ社会システム」へ転換していくうえで、文化的に「生物的な社会システム」との親和性が高い日本は、この領域において世界をリードできるポテンシャルがある。その実現のためには、ある意味で、文化を担う市民が新たな社会システムを自発的につくり出せるような仕組みづくりが求められる。

PDFファイルでは全文お読みいただけます。

全文ダウンロード(1.06MB)

執筆者情報

  • 西片 健郎

    未来創発センターデジタル社会研究室

    エキスパートリサーチャー

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

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