CONTENTS
- 診療現場におけるバリューベース・ヘルスケアの浸透
- 診療現場のバリューベース・ヘルスケアを支えるミニマム・インフラ
- 医療事業者に求められる新たな機能
- 最後に
要約
- バリューベース・ヘルスケアは、医療サービスの「実際の費用対効果」の最大化に着目する医療のあり方であり、患者の主観的状態や診療によるアウトカムにおける費用対効果が診療現場における指標となる。診療現場には専門知識や診療行為評価能力、情報収集・評価機能などの新たな機能が必要となる。
- バリューベース・ヘルスケアが浸透するにつれ、医療の費用対効果を可視化・向上する目的を持ったミニマム・インフラが求められる。ミニマム・インフラの担い手として、特に医薬品・医療機器メーカーなどの積極的な参加が期待される。メーカーにとっては、これまでの治療効果のみならず費用対効果を可視化・改善することで、従来の事業領域を超えた新たな事業可能性を生み出す効果も期待できる。
- ミニマム・インフラの要素として、費用対効果を表す指標設定、評価に必要なデータの収集、データ分析基盤の確保が挙げられる。医薬品・医療機器メーカーをはじめとする事業者には、自社のリソースやマーケット状況に応じたデータ収集や分析基盤のあるべき姿、およびその実現に向けたアクションの検討が求められる。
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