CONTENTS
- 急成長するアフリカにおけるテクノロジー─スタートアップ市場と世界から集まる投資
- イノベーション創出による非連続な成長が求められているアフリカ
- アフリカにおけるイノベーションの萌芽
- 人材輩出サイクルが生まれつつあるアフリカ
- 急速に整備が進むアフリカの「イノベーションインフラ」
- 日本のイノベーション創出パートナーとしてのアフリカ
要約
- 2016年にルワンダにおいて世界初のドローン物流サービスが開始された。これは米国のスタートアップ企業が開始したサービスであり、山岳地帯でスムーズな物流が困難な同国において救急医療品のドローン物流を実施するものである。
- アフリカではルワンダにおけるドローンに限らず、各国でIoT、FinTech、ECなどの領域で最先端のイノベーションが生まれている。
- アフリカのイノベーション・スタートアップを支える起業家のバックグラウンドは多種多様である。欧米のビジネススクールや、企業で得たノウハウをアフリカに展開させているケースも多いが、現地ビジネススクールやスタートアップ支援組織でのトレーニングを経て起業しているケースも見られる。
- アフリカでは資源依存経済からの脱却のため、イノベーション創出が喫緊の課題であり、国を挙げた支援が多く見られる。こうしたアフリカ諸国の取り組みに対して、ODAなどを通じて獲得した現地政府の日本への信頼・プレゼンスに鑑みると、日本としてアフリカのイノベーション支援に貢献できる可能性は高いといえる。
- アフリカを日本企業にとっての「イノベーション創出パートナー」として捉え、最先端のビジネスモデルをアフリカに展開することや、日本では規制などの関係から困難な領域の実証実験をアフリカにおいて行い、そこで生み出した事業・モデルを他地域へ展開するリバースイノベーション創出に向けた仕組み作りが有効ではないだろうか。
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