IoT(Internet of Things:モノのインターネット化)の普及により、インターネットは社会、産業界に革命的な変化をもたらしている。リアルの世界のあらゆるモノがインターネットにつながって情報がオンラインでやり取りされるようになる。その結果として、デジタルではない製品や身体も対象として、企業や人間のさまざまな経験が「コト」となって、インターネットにつながり、情報がやり取りされるようになってきている。
第四次産業革命といわれる現在、特に注目しなければならないのは、IoTの普及により、単なる情報のやり取りにとどまらず、あらゆるモノがインターネットにつながり、モノとコトが連携して新しい価値を生み出し始めたという点である。
ユーザー情報が無意識のうちに各種デバイス(モノ)から吸い上げられ、AI(人工知能)などによって分析された結果が再びモノの側に戻り、ユーザーに新しい経験(コト)を提供することが可能となってきている。これによって、さまざまな産業でモノのサービス化が進展してきている。建設機械メーカーのコマツが、自社の建設機械のセンサー情報を基に、機械の稼働状況のデータを蓄積・分析することで予防保全やメンテナンスサービスを提供して、顧客のライフサイクルコストを削減させている例がよく知られているように、BtoB、BtoCそれぞれの領域でモノのサービス化による新しい価値の提供が始まっている。
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