CONTENTS
- 日本企業が直面するグローバル環境の変化と課題
- グローバルオペレーションのキーとなる「標準化」
- 事例に見るグローバルオペレーション構築方法の要点
- 標準化によるグローバルオペレーションの方法論
要約
- グローバルで事業展開を行う日本企業にとって、各国市場要求の高度化に対する拠点機能の高度化が課題となっている。グローバル資源を活用し、効率的により付加価値の高い拠点へ進化していくためには、グローバルオペレーションの確立により業務の効率化・高度化を実現する手段が望ましい。
- グローバルオペレーションを確立するための必要条件は「グローバル標準化」である。標準化適用への課題は①グローバルで統一・標準化すべき領域の見極め、②実現化ステップの定義、③グローバル標準の定着・維持の3点である。
- ①グローバルで統一する範囲・標準化レベルを経営陣がコミットし、各拠点と合意形成すること、②拠点レベルに基づき、標準化によって達成する姿を明示化すること、③グローバル標準を定着・維持する仕掛けとメンテナンスする体制・プロセスを構築すること、がそれぞれ必要である。
- 「標準化」実現に向けた第一歩は、経営陣のコミットであるが、標準化自体の目標だけでなく、標準化の実現を事業目標に寄与するものとして具体的な利益創出の支援を目標とすることがポイントである。
- 経営陣合意形成後にグローバルで「標準化」プロセスを実現するために必要な要素として、①展開先拠点レベルに合わせた標準化目標のゴール設定と標準化によるメリットの早期理解・獲得、②標準システムを導入するだけでなく、データによる標準化状況の可視化、などの仕掛けを盛り込むことが重要である。
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