CONTENTS
- 実体経済はどう変わったか
- 金融サービスはどう変わるか
- 事業会社、金融機関が変化に向かい合うには
要約
- あらゆる産業は、ビッグデータ、AI(人工知能)、IoTの登場により大きな変化の渦中にあり、競争相手、ビジネスモデル、サプライチェーンなど、すべてが変わりつつある。
- 実体経済の変化が進行する中で金融に求められているのは、「金融サービスの民主化」 である。かつて、クラウドによってIT基盤が民主化され、幅広い業務に携わる人へとIT活用の門戸が開かれたように、FinTechの後押しを得た金融サービスは民主化される。
- これにより、金融ニーズの当事者である事業会社が金融サービスの担い手となり、本業と連動した金融サービスを高速・柔軟・低負荷で活用しつつある。金融はそもそも実体経済の血液であり黒子であるが、気の利く多様な黒子が社会に遍在し、金融サービスを行うようになる。本業を通じて収集される多種大量のデータは、そのサービスを提供する上で大きな役割を果たす。
- 既存金融機関はこの変化とどう向き合うのか。事業会社が金融サービスを提供する中で、「名脇役」としての立ち位置を保てるだろうか。そのためには、「やれば儲かるFinTech」に対する幻想は捨て、「やらなければ負けるFinTech」の進め方を考えなければならない。
- 本稿では、金融サービスの民主化が不可逆な流れであることを確認した上で、金融機関・事業会社がどのようにこの変化に向かい合っていくべきかを示す。
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