CONTENTS
- ASEANで活況を見せるスタートアップ
- なぜASEANでスタートアップなのか
- ASEANで生まれているスタートアップ事例
- ASEANにおけるイノベーションエコシステム
- 他国によるASEANへのスタンスと日本企業の動向
- 日本企業としていかにスタートアップを取り込むのか
要約
- 10億ドルの評価額を超える「ユニコーン」と呼ばれるスタートアップが複数登場するなど、ASEANのスタートアップ環境が盛り上がりを見せている。2017年度のASEANにおけるスタートアップへの投資額はおよそ65億ドルであり、16年度の2倍以上になっている。
- ASEANの特徴として、スタートアップにおける政府部門の影響が大きいことが挙げられる。シンガポール、マレーシアでは、政府系ファンドが積極的なスタートアップ支援を行っている。両国の成功にならい、ASEANの新興国各国もスタートアップ支援プログラムを積極的に打ち出している。
- ASEANのスタートアップの取り込みに、特に中国は政府、民間ともに非常に積極的な活動を行っている。
- 一方、日本は総花的なアプローチになってしまっているとともに、スタートアップへの支援が十分に行えていない。また企業としても十分な目利き力やネットワークを有しておらず、ASEANへ積極的な投資を行う企業は一部にとどまる。
- 今までの支援の実績や、自動車産業を中心とした現地でのネットワークを活用することで、日本の強みが活かせる領域におけるスタートアップの連携の加速化や、VCへのLP出資を活用した有望スタートアップへの早期のアプローチを行うことが重要である。
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