CONTENTS
- デジタルに対する組織的取り組みの現状と課題
- デジタル推進組織の機能と事例
- デジタル推進組織の立ち上げ・成長に向けて
要約
- 近年、「デジタル」を冠する専門部署やCDO(Chief Digital Officer:最高デジタル責任者、あるいはChief Data Officer:最高デジタル責任者)を設置する企業が現れており、デジタルトランスフォーメーションに対して、全社横断的に取り組む動きが見られる。
- デジタルトランスフォーメーションは、バリューチェーンの各所からデータを抽出・分析し、絶えず業務・システムの変革を続けるプロセスである。それを担うデジタル推進組織には、実行機能として①アナリティクス、②アジャイル開発、③業務改革の3機能と、全体管理・推進のための④PMO(Project Management Office)の機能が求められる。CX(Customer Experience:顧客体験価値)向上に取り組む企業事例においても、これらの機能を組み合わせることでデジタルトランスフォーメーションを実現している。
- デジタル推進組織は、その出自によって、①経営発型、②情報システム部門発型、③事業部門発型に類型化される。デジタルトランスフォーメーションは1回限りの改善活動ではなく、継続的な活動であるため、組織のあり方も固定的であるべきではなく、経営は、それぞれのメリット・デメリットを理解し、企業の状況に応じて組織のあり方を柔軟に変えていくべきである。
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