CONTENTS
- 人生100年時代のAgingビジネスとは
- 利用される商品・サービス開発のために:ジェロンテクノロジーとリビングラボ
- Agingビジネス事業化のために求められる取り組み
- 高齢期を前向きに生きる必要性
要約
- 人生100年時代において、「元気時代の高齢者」を一つのマーケットとして捉えた「Agingビジネス」への期待が高まってきている。その背景にあるのは、労働力不足を背景に雇用延長など高齢者の就労が後押しされると、元気時代の高齢者層の所得の増大が期待できることである。
- Agingビジネスへの取り組みに関して、日本では、介護保険制度をはじめとする社会保障政策の中で高齢者やその周りの人を「支える」商品・サービスの開発・提供に力点が置かれてきた。これと比較して、欧米では、高齢者自身の「人生の豊かさを創造する」ことを目的とした商品・サービスに注目している。そこでは、ジェロントロジー(老年学)とICTに代表される最新テクノロジーが融合したジェロンテクノロジーによる市場創造に向けて、Aging産業に特化したベンチャー企業や投資家が活発に活動している。さらに、「リビングラボ」と呼ばれる共創の場の活用が実用性の高い製品サービスの実現を後押ししている。
- 日本でAgingビジネスを活性化するためには、これまでのように個社それぞれの取り組みに頼るだけでなく、技術の目利き・開発や実証・流通・アフターサービスまで一貫して行う「Agingビジネスプラットフォーム」の構築が必要ではないか。
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