CONTENTS
- 政治経済体制だけでなくエネルギー需給状況・インフラも多様なシルクロード沿線諸国
- ソ連崩壊後の中央アジア・コーカサス諸国におけるエネルギー供給・インフラ再構成
- 各国のエネルギーセクターの現状と供給安定性
- 中央アジア・コーカサス地域におけるエネルギーセクター開発の可能性
- 未来に向けた取り組みが必要な中央アジア・コーカサス地域のエネルギーセクター
要約
- 中央アジア・コーカサス諸国の電力供給インフラはソ連時代に建設されたために、ロシアも含めて国を超えて地域としてネットワークを構成していた。
- ソ連崩壊後に中央アジア・コーカサス諸国は、エネルギー安全保障の観点から、自国内で完結するように地域のエネルギー供給網を再構成しようとしてきた。
- 限られた財政余力、海外からの投資資金不足により、各国は電力需要の伸びを賄うための発電所の建設や送電線の増設ができておらず、指向に反して依然として、隣接国が相互に、電力需給の季節的な補完関係を維持している。
- エネルギー利用の効率化と再生可能エネルギーの導入は、各国に共通するエネルギーセクターの課題であり、ソ連時代に整備された老朽化したエネルギーインフラの更新も行う必要がある。エネルギーセクターへ海外からの投資資金をより多く受け入れるためにも、投資環境整備やセクター改革は急務である。
- 日本企業は、直接出ていくことが難しい地域であるため、主要部品のサプライヤーとして最終製品のサプライヤーであるロシア企業や中国企業を支えるポジションで間接参入を目指すべきと考えられる。
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