CONTENTS
- ワイヤレスネットワーク新時代の幕開け
- 新しい無線技術の潜在能力
- スマートシティ用ネットワークの可能性
- ワイヤレス新時代のスマート社会を支えるワイヤレスIoTプラットフォーム
- ビジネス変革実現に向けた課題
要約
- 携帯ネットワークは約10年ぶりに大幅刷新され、2020年に5G(第5世代移動通信)として提供される。また、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を実現する技術としてLPWA(低消費電力広域)や低消費電力PAN(パーソナルエリアネットワーク)が注目を集めており、一部では実利用も始まった。2020年代は「5G時代」であると同時に、スマート社会の実現を支援するさまざまな無線技術・サービスの活用が進む「ワイヤレス新時代」でもある。
- 5Gは、高速大容量通信、超信頼・低遅延通信、多数同時接続の機能を有する。スマホ向けに高精細映像をストリーミング配信できるだけでなく、モバイルワーク、自動運転、遠隔医療などさまざまな用途に応用できる。一方LPWAは、ボタン電池一つで数年間稼働するセンサー用のネットワークとして開発された経緯もあり、遠隔検針や資材・機器の管理などでの活用が期待されている。
- 今後、「ワイヤレスIoTプラットフォーム」の重要度が増す。企業はワイヤレスIoTプラットフォームの活用によって、5GやLPWAなど複数の無線技術を同時に、かつシームレスに活用する「ハイブリッド・ワイヤレス」を実現し、ビジネスのアジリティ(俊敏性)を高めるようになる。
- 今後、クラウドコンピューティングの普及も相まって、無線技術活用への期待が一層高まるだろう。現在、5Gの活用シーンを企業とともに検討する「共創プログラム」に、通信事業者各社が取り組んでいる。新技術の活用にありがちな「プロダクトアウト」視点から脱し、ネットワーク以外の機能・情報も活用した新しいサービスの追求や課題解決の探求など、高い視座からの取り組みが求められる。
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