デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが、多くの企業で活発化している。その一方で、顧客からは自社のDXが必ずしも順調に進んでいないという相談も増えている。典型的なものは、事業単位で進めてきた取り組みを実現しようとすると、他部門との調整が難しく、スタックしてしまうというものである。DXを推進していく上で、「デジタル」ではなく「トランスフォーメーション(変革)」の部分で、さまざまな課題が発生しているのである。
DXは、さまざまな取り組みによって構成される長期・大規模プロジェクトとしての側面を持つ。こういったプロジェクトを完遂するためにはいくつかの定石があるが、主なものとしては、大義の設定、個々のプロジェクトの整合性の担保、ゴールと実現に向けた責任・権限の明確化が挙げられる。今後、DXの実現に向けて、特に経営層において何が求められるかを、この定石の観点から考えてみたい。

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執筆者情報

  • 森沢 伊智郎

    森沢 伊智郎

    経営役
    コンサルティング事業本部

    副本部長

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